掛川(かけがわ) |
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所在地 |
静岡県掛川市南一丁目1番1号 |
所属事業者 |
東海旅客鉄道(JR東海) |
駅構造 |
高架駅(新幹線)
地上駅(在来線) |
ホーム |
2面2線(新幹線)
2面3線(在来線) |
乗車人員 |
11,330人/日(JR東海・2019年) |
開業年月日 |
1889年(明治22年)4月16日(東海道本線) |
乗入路線 2路線 |
所属路線 |
■東海道新幹線 |
キロ程 |
229.3km(東京起点) |
所属路線 |
■東海道本線 |
駅番号 |
CA27 |
キロ程 |
229.3km(東京起点) |
駅種別 |
駅長配置駅(管理駅)・JR全線きっぷうりば |
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掛川駅南口 |
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掛川駅(かけがわえき)は、静岡県掛川市南一丁目および南西郷にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道新幹線・東海道本線および天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の駅である。 東海道新幹線は、国鉄分割民営化直後の1988年(昭和63年)に当駅新設時から各駅停車の「こだま」のみが停車する。東海道新幹線内では同じ1988年開業の新富士駅と三河安城駅も「こだま」のみの停車であるが、当駅がその中では利用者数は一番多く「ひかり」が一部停車する岐阜羽島駅と米原駅(JR東海分のみ)を上回っている。
天竜浜名湖線は日本国有鉄道(国鉄)二俣線を転換したもので、当駅を起点とする。東海道本線の運行形態の詳細は「東海道線 (静岡地区)」を参照。
東海道本線にはCA27の駅番号が設定されている。JR掛川駅の事務管コードは、▲520123となっている。
駅構造
JR東海
- 新幹線は相対式ホーム2面2線を有する高架駅で、中央の2線は通過線(本線)となっている。在来線は単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線の合計2面3線のホームを有する地上駅である。3番線と4番線との間には留置線がある。
- 改札は北口(表口)、南口(新幹線口)および乗換口(新幹線と在来線の中間改札)があり、各改札と在来線ホームは地下通路と跨線橋で結ばれている。南口からは新幹線構内に直接入出場できる。
- 当時の掛川市長だった榛村純一が木の文化を大切にするという姿勢をとっていたため、新幹線の駅を開設した際にも、1940年(昭和15年)に建築された北口の木造駅舎がそのまま使用され続けてきたが、一方で駅舎の耐震化がなされてこなかったことから、掛川市では駅舎を建替えの上で元の木造駅舎の資材を利用して外観を復元する工法による耐震化工事を2012年(平成24年)12月から開始、2014年(平成26年)1月に駅舎の供用を再開した。
- 駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、菊川駅を管理している。
- JR全線きっぷうりばは北口駅舎に併設されたJR東海ツアーズ内と南口改札傍にある。新幹線特急券の自動券売機は、北口、南口、新幹線乗換口改札付近に設置されている。
- 駅舎東側に線路下を通る自由通路があり、改札内を通らずに南北を往来できる。新幹線高架下にはジェイアール東海静岡開発の運営する商業施設「アスティ掛川」があり、土産物売店、カフェなどがある。
- 新幹線のホームは、13号車 - 16号車の停車位置には屋根がついていない。なお、この新幹線掛川駅新設時の「こだま」号は12両編成が存在していた(16両編成になったのは1989年)。
- 当駅は他の新幹線停車駅より駅に進入する側の待避線の距離が長く、下りは約700 m、上りは約1200 mある。これは、新幹線駅建設時に、少しでも待避列車を早く待避線に進入させ、後続の通過列車への影響を抑え、列車の増発やスピードアップを図れるよう設計されたものである。そのため、待避列車が待避線へ分岐した後、ホームへ到着するまでの間に、後続列車が本線を通過する事象も見られる。
のりば
線 |
路線 |
方向 |
行先 |
備考 |
在来線ホーム |
1 |
■東海道本線 |
上り |
静岡・沼津方面 |
主に7時台 |
下り |
浜松・豊橋方面 |
当駅折返し |
2 |
上り |
静岡・沼津方面 |
主に7時台以外 |
3 |
下り |
浜松・豊橋方面 |
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新幹線ホーム |
4 |
■東海道新幹線 |
上り |
東京方面 |
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5 |
下り |
新大阪方面 |
天竜浜名湖鉄道 掛川(かけがわ) |
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所在地 |
静岡県掛川市南西郷77-20 |
所属事業者 |
天竜浜名湖鉄道 |
所属路線 |
■天竜浜名湖線 |
キロ程 |
0.0km(掛川起点) |
駅構造 |
地上駅 |
ホーム |
1面2線 |
乗車人員 |
898人/日(2019年) |
開業年月日 |
1987年(昭和62年)3月15日 |
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天竜浜名湖鉄道掛川駅 |
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天竜浜名湖鉄道
- 頭端式ホーム1面2線を有する地上駅である。JR東海とは別改札である。天浜線駅舎内から東海道本線1番線へのJRの簡易型自動改札(TOICA対応)も存在する。JRへの乗換客で、JR線の乗車券を所持していない場合は天浜線の券売機でJR線の乗車券(近距離切符)を購入して入場することができる。
- なお、JR線と線路が繋がっており、甲種車両(新型車両)の引渡しが行われるほか、検測車(キヤ95)が天竜浜名湖線に入線する際も当駅を経由する。
- 天竜浜名湖鉄道が国鉄二俣線だった時代は、ホーム番号が駅舎から近い順から4番線、3番線…と付けられていた。
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天竜浜名湖鉄道掛川駅 |
天竜浜名湖線ホーム |
のりば
線 |
路線 |
行先 |
1・2 |
■天竜浜名湖線 |
新所原方面 |
歴史
- 1889年(明治22年)4月16日:官設鉄道静岡駅 - 浜松駅間が開通し、開業。
- 1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
- 1935年(昭和10年)4月17日:二俣線が遠江森駅まで開通し接続駅となる。
- 1940年(昭和15年)6月:木造の現駅舎に改築(2代目)。
- 1984年(昭和59年)1月21日:貨物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)
- 2月15日:みどりの窓口開設。
- 3月15日:二俣線が第三セクター化、天竜浜名湖鉄道に転換。
- 4月1日:国鉄分割民営化により、東海道本線の駅はJR東海に承継される。
- 1988年(昭和63年)3月13日:東海道新幹線の駅が開業。
- 1992年(平成4年)11月28日:東海道本線の駅に自動改札機を導入。
- 1998年(平成10年)3月17日:新幹線の駅に自動改札機を導入。
- 2002年(平成14年)6月11日:FIFA(国際サッカー連盟)主催2002サッカーワールドカップ の帰宅客輸送のための当駅始発の深夜新幹線「特別号」を運転。
- 2008年(平成20年)3月1日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる。天浜線用の改札口からもTOICAで退場することが可能になる。
- 2010年(平成22年)2月1日:駅に多機能トイレ・エレベーター・エスカレーターなどのバリアフリーと高架の連絡通路の使用開始[10]。
- 2012年(平成24年)12月:北口の木造駅舎の耐震化工事に伴い、仮設駅舎の建設を開始する。
- 2013年(平成25年)
- 3月20日:仮設駅舎による客扱いを開始する。
- 5月13日:駅舎の解体工事を開始する。
- 7月:駅舎新築工事を開始する。
- 2014年(平成26年)1月26日:新駅舎による客扱いを開始する。
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